ついてる11

2004年9月15日 音楽
ジュニア・オリジナル・コンサートへ出ることが決まって、
子供が作った曲をちゃんと人前で弾けるか、チェックするのが
私の仕事。和声とかコード進行は専門分野ではないので、そこの
肝心要の部分はどうしようもない。でもピアノを演奏する時に
大事なことの基本はクラシックでもポピュラーでもジャズでも
共通するものがあって、そこが、きちっと柱がたってないと、
聴いている者はイライラする。スッキリしないのである。
アコースティック的にちゃんと弾けているか、どうか、である。
来月、発表で、先生は「何か、曲作りで変化があれば、聴く」と
言っていたのに、昨日はいきなり弾かされて(準備不足)困って
しまいました。子供が作った曲であっても、小さいうちは親子二人三脚
である場合が多い。いつも万全ではなく、万全でなくっちゃいけない
時に最高のできにもっていけるよう、調整するのが、親の役目、と
いうか、そばにいる指導者の役割とおもっている。
音大受験の2,3年前になると大学教授のレッスンが増えてきて
そのたびにとてもたいへんな思いをするのだが、そんな時でも、
身近な先生がほんとうに気の利いたアドバイスをしてくれて乗り切れる
ことは少なくない。そういう意味ではシロウトの一人きりの練習で
気づけないことってやっぱりある。ましてや子供となると「不可能」
になってくる。誰かの正しいアドバイスが不可欠。
そこのところを私がやっているわけで、「教えてる」というのとは少し
次元が異なる。先生は私がプロであることは知っていて「お母さんが
教えては子供のためにならないので」としきりに言ってくるが、
「教えてる」のではない、ということがやっぱりわからないらしい。
でもこういうことでステージ回数をこなしていって経験という貯金
を積み重ねていけることは、【ついてる】ことなんだ。私はその機会
を与えられなかった。後悔と残念さ、もったいなさ、をしみじみ、
感じてしまうのである。【ついてる】ことをいっぱい経験させてあげたい。それによって、指導者である私も【ついてる】ことになるんダ。
めげない!ひたむきに!

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