練習法93

夏休みに入ろうとすると
レッスンをお休みしたり、下宿している学生さんなんかは
帰省したりして、お仕事は一気に減少となる。
いつも忙しさに追われているので少しは休めよ、ということ
なのかもしれないのだが、寂しさもある。
もう、休んだっきりこなくなってしまうのではないだろうか・・
とか、
たとえば「映画を観にいくので今日はお休みします♪」な〜んて
ご丁寧にお休みの理由まで教えてくれて休まれると、
「え〜！！ピアノより映画かよ〜！」と自分の価値のなさを自覚
させられ、どん底にたたきつけられる。
そんなものなんだ・・と落ち込む。
実際は仕事が減り、家のことや、子供のお世話などやらなければ
ならないことや、自分の時間など本当にありがたいはずの
【お休み】
ブルーになるなんて贅沢だ！と自分に言い聞かせる。
仕事がなくなる怖さが耐えられないんだったらいっそ廃業！という手
もあるか→断られる前にこっちから断るというあの気持ちに少し似て
いる・・
それとリストラを恐れて会社勤めしている会社員の気持ちにも似ている
「いつ、自分の首がきられるのだろうか・・いつ、呼び出されるのか」
とびくびくする気持ち・・
世の中が（特に学校がお休みとか）休みモードのこの時期
いつもこんな自己嫌悪に陥るわけである。毎年・・なのだが。
たぶんバリバリやっている成功者はこんなこと考えずに前だけを見て
頑張っているのだろうな・・と・・やっぱり弱気モード・・
休みが明けるとまた忙しくなり、今度はどうやって自分の時間を
作ろうか・・と躍起になる。→これを自分勝手というのだろうな・・
そう、何事も永久ということはないのだ。いいことも悪いことも。
昔は終身雇用と年功序列のシステムがこなされていた頃、こういう
焦りはなくある意味幸せだったんだろうな。
世の中厳しい・・でもお金はある時勝負・仕事はできる時勝負でやってみよう！
と誓うのであった。